著者

スマイリー・マーズ

Mangaka

あなたは今まで、まるで走り続けるレースの中にいるように感じたことはありませんか？ 私はずっと胸に圧力を感じて生きてきました。子供の頃でさえ、時間の流れに重たい苦しさを覚えていました。 「これをやらなきゃ…あれもしなきゃ。時間が足りない。」 終わりのないレース。水を飲むために立ち止まることさえできない。 ある時、道の途中でふと立ち止まり、初めてこう問いかけました。 「私はなぜ走っているんだろう？ゴールで何を見つけようとしているんだろう？」 どこから来た人であれ、何かを証明しなければならないというプレッシャーに共感できると思います。 ときには自分でも理由がわからないまま。 「なぜ私はこんなに頑張っているんだろう？」 「努力の結果、私は幸せなんだろうか？」 時間の流れを気にしすぎて、私たちは今日を生きることを忘れてしまうのです。 私はずっと絵描きになりたかった。 それはただの職業や夢ではありません。 それは私そのものです。 唯一、心から走りたいと感じるレース。 そして途中で立ち止まって、また走り出しても構わない。 それが、私が選んだ生き方だから。 もう時間を止めようなんて思わない。 何をしても、人生の残りの日は減っていく。 だからこそ、今この瞬間を生きるのです。他のことは忘れてしまいましょう。 私の物語は、この人生というレースの中で、私が少しだけ理解できたことの具現化です。 かつて「感じてはいけない」「見せてはいけない」と言われた感情たち。 でも、私は気づきました。 痛みや闇さえも、その中には美しさがあるということに。 自分自身を知り、醜い部分も美しい部分もすべてと和解すること。 なぜこんなにも心が揺れるのかを理解し、すべての感情と共に生きることを学ぶのです。 立ち止まっても大丈夫。 これはあなた自身のレース。ルールを決めるのは、あなたです。